045月/21

人吉・長野の現状と課題【4月レポート】

人吉市

4月23日に熊本県独自のコロナ警戒レベルが5となり、人吉市では復興VCの活動が中止になりました。
現在、復興VCとしのニーズは20件近くありますが、住民との距離を大切にしながら少人数でも出来る範囲で活動しています。

コミュニティ支援

継続的にサポートに入っている大柿地区。
3月に仮復旧した公民館の2部屋をつかって地域の役員会議をひらき、今後の大柿地区について話し合いました。


また、公民館の周りに咲いていた「藤の花」を見ながらお茶会も開催。
発災後、集まる場所もなくバラバラになった地域の方々が久しぶりに顔を合わせて談笑することができました。
今後は2か月に1回こうして集まることに。


地域の方々、地元の支援者が今後も関わり、活動を続けていけるように、最初のきっかけを作るのも私たちの役割だと思います。

作業連携会議

毎週木曜日に行っている「連携会議」
今月は人吉市のコミュニティ課、農業振興課の担当者にも参加いただき、行政、社協、NPOの連携が強くなってきたように感じました。
Nニーズ(天井・壁・床剥ぎ・重機案件など)も少なくなってきたため、復興VCが抱えているニーズにも時折対応しています。

朝倉市・日田市・宇和島市訪問

物資やタイヤの交換など活動の中で、どうしても足を運ばないといけない事もあり、以前活動していた地域に訪れ、現在の様子などを見たり、聞かせてもらいました。
支援で関わった地域には、色々な都合をつけて定期的に訪れる事で、今後の被災地での支援活動に大きな力につながっています。

何より、災害支援で出会ったきっかけを大切しています。

長野市

 

4月の頭にとても気温が下がって、冷害が現れているようです。
一度蕾が開いてから、また気温が下がって霜が降りると、花がだめになってしまうらしく、今年はその影響を大きく受けているのだとか。
確かに昨年は桜のようにりんご畑が真っ白でしたが、どうも今年は枝桜のようにまばらでした。

2019年は水害で収穫できず、2020年は夏の猛暑と前年の水害の影響で一等品が少なくなってしまいました。2021年の収穫は、どうなるでしょうか。
農作物だから当たり前だし、長野のりんごだけの話ではないはずですが、本当に毎年自然の影響、気候変動の影響を受けています。

被災の影響はいろいろなところに。

土地を離れた人の耕作放棄地や、更地の雑草問題など、時間が経つごとに形をかえていきます。
特に、長沼地区はりんご農家が多い地域なので、農地にまつわる課題が多いです。
そうした課題に対応するために、この4月に長沼ワークライフ組合がスタートしました。

いつまでも、なんでもかんでもボランティアにお願いする訳にはいかないけれど、でも被災の影響で手が足りないところ、そもそもの担い手不足解消などが結成する経緯にもなったようです。

みんなの困りごとをみんなで解決していく、地元のちからを大きくしていく流れを見守りたいと思っています。

豊野地区のサロンも、支所に移動して常設に。地元の方たちが順番で常駐して、地域の方とお話できる空間が継続しています。
ちょっと顔を出してお話をしたら、新築が終わったから引っ越しで忙しいという話や、豊野でも生活再建が進んでいる話題が聞こえました。
ただ、今後できる災害公営住宅への不安もあるようす。

今まで豊野地区にあった市営住宅は2階まで被災したために全部解体されました。こうした賃貸物件に入っていた人たちの中には、災害公営住宅に入る予定をしている方もいらっしゃいます。ただ、築年数経っていた過去の市営住宅やアパートと、新しく建設される災害公営住宅では、家賃が大きく違う場合も多いようです。(入居から数年は補助で安くなりますが、その後は全額自費に切り替わります)

自宅に小さいお家を建てる方がいいのでは?コンテナハウスやトレーラーハウスを自宅の敷地に置くだけの方が負担が少ないか?などなど、
自宅再建の計画で迷っている方は少なくないかもしれません。

もう過去の被災地と捉えられることも多いかもしれません。しかし、長野のみなさん(もちろん他の地域で別のタイミングで被災された方も)は、未だに日々の生活から悩んで今後の生活について悩んで、毎日を過ごされているんだなと感じました。

継続的に関わり、長期的な課題を知り、細く長く寄り添えるって大事です。

 

沖縄研修のレポートについては、後ほど掲載します。