昨年2018年は、大阪北部地震、平成30年7月豪雨、北海道胆振東部地震と、本当に日本各地で相次いで自然災害が発生しました。災害NGO結では現地担当スタッフを増員し、同時に三ヵ所に活動拠点を設け活動を行ったり、スタッフを他団体へ派遣したりと、新しい取り組みを行った年になりました。例年にない活動量でしたが、沢山の方に支えていただいたからこそ、この一年も走り続けることができました。改めて、災害NGO結を通して被災地を応援していただきまして本当にありがとうございました。
これまでは、現地でいかに長く被災された方に寄り添えるか、を意識してきましたが、西日本豪雨以上に広域的に活動することも必要になるかもしれません。もちろん起きては欲しくないですが、確率が高まるばかりの巨大災害への備えとして、今後も様々なことを想定し、それに対応できるだけの体制づくりを進める一年にしたいと思っています。緊急期の情報収集と発信、他団体との連携などを見直し強化し、広域的な支援のためには被災地から距離を置くなど活動スタイルを変えることも視野に入れ、備えを進める予定です。
また、緊急支援とは別に「Social Shop半人前」という名前で販売部門を立ち上げました。現在は宇和島市で被災したみかん農家のみかんやみかんジュースなどの訳あり商品を扱っています。色々な理由で商品だけでは一般の人の手元には届かないものを、半人前の私達が全国へつなげる、そんな形をイメージしています。
買って支援という形での応援をしてもらい、更に“お買い物”で社会をちょっと良くする、というスタイルを作りたいと思っています。
今年も災害NGO結を応援していただければ幸いです。
皆様のお力を借りることがないようにと祈るばかりですが、
2019年もどうぞよろしくお願いいたします。
2019年1月
災害NGO結