3月レポート

長野

昼と夜の温暖差を感じるようになってきた3月。年度末に向けていろいろな動きがありました。

2019年の災害発生後、災害ボランティアセンターの後を引き継ぐような形で各地に設置された地域ささえあいセンター。災害後生活が大きく変わった被災者への寄り添い、見守りを進める機関です。事業期間が3月で一旦満了(長野市は1年延長)となるにあたって、各センターからスタッフが集まる振り返り会などがありました。

各地のささえあいセンターからの報告を聞いていると、1年以上時間がたっても家屋内の片付けニーズがあがっていたり、お手伝いをする前の信頼関係の構築に時間がかかっているケースがあったり、家屋再建への資金的な問題があるケースが存在するようです。

災害直後はわれわれ結を含めて、たくさんの支援団体が長野市に入りました。技術系と呼ばれる団体たちが、重機で土砂を撤去したり、家屋の再建に向けて壁や床を剥がしたり、たくさんの案件に対応しました。しかし、こうした動きができる支援者が限られていることもあって、長野市北部以外の地域ではこうした外部のNPOがほとんど入っていません。

技術支援が他の市町村でも大きく広がっていれば、ささえあいセンターで共有される情報が、少し違ったものになっていたかもしれません。もちろん、長野市北部での支援が十分だった訳ではないのですが。

ささえあいセンターが終了しても、各機関での寄り添い・見守りが継続されたり、自宅再建がまだの家もあったり、復興へはまだ道半ばです。

長野県社協さんと連携した長野市北部へのささえあいセンターサポート事業は、3月末で終了します。しかしこの先メリメリとは進まない復興、じっくりと地域と向き合う人々の元には、これからも通い続けようと思っています。

 

 

佐賀

継続して、佐賀研修センターの立ち上げに向けて関わっています。
研修センター設立の目的は、支援者のスキルアップと、支援者層の拡大です。
被災地で支援者が十分足りた場合はほとんどなかったはずです。

支援が届かないということを減らしていくために、被災地のより早く復旧していくような体制づくりが進むといいなと考えています。

 

 

福島県沖地震

3月16日夜に福島県沖を震源として最大震度6強の地震が発生しました。日本財団からの要請を受けて、3月25日から福島県入り。現場の情報収集と課題の整理、現地の支援が回るような仕組みづくりのお手伝いをしました。

被害の大きかった地域の一つの南相馬市に、技術系団体の連合が活動をはじめました。行政・社協とNPOとの関係性構築や連携促進のために調整活動をしています。

詳細は、別途現地レポートにて