10月レポート

長野

被災から丸2年

あれから2年の月日が流れました。
東日本台風災害 2周年 追悼・復興・感謝のつどいが本年度も長沼地区で開催されました。

とても気持ちの良い天候のもと、地域住民の方、ボランティアの方などなどが集まりました。

2年ぶりの再開に喜んでいる住民の方も多くいらっしゃいました。住民同士の再会だけでなく、ボランティアとして長沼地区で活動をされていた方との再会や、ボランティアさん同士の再会もたくさんありました。

これから堤防のかさ上げや防災ステーションの建設などで、どんどん景色が変わっていきます。今の長沼を目に焼き付けて欲しいという思いもあり、企画されたウォークラリーはとても好評で子どもも大人もみんなが楽しめる復興のつどいとなりました。また、来年が楽しみです。

平行イベントとして開催された被災した写真の展示もとても好評で、たくさんの写真の持ち主が判明し、洗浄の段取りがされました。
見つからないと思っていた写真を発見し、とてもうれしそうにされている表情が印象的でした。

今月もりんごで支援

好きなだけ獲っていいよてと声がかかりました。

このりんごは花粉を取るために植えられているので、農家さんは全く手をかけていません。そのため、粒が小さかったり、色が綺麗についていなかったりするので、収穫したとしてもジャム用としての販売になり値段があまりつかないため、収穫しない事が多いとのことでした。

とは言え、私たちには十分美味しいりんごで、配るにはちょうど良いサイズなので、全部で400kgぐらいを収穫して、生活困窮者を支援する団体や被災地などに配ることにしました。中々、炊き出しでは出ない新鮮な果物、皆さん喜んでくれたのではないかと思います。

配布先:自立生活サポートセンターもやい世界の医療団難民支援協会、チームたま 人吉市社会福祉協議会 

ふらっと農園

さつまいもが収穫の時期を迎えました。当日は、不安定な天候でしたが保育園の園児たちが収穫のお手伝いに来てくれてみんなで楽しく収穫が出来ました。はじめは、育ちがあまり良くなく心配しましたが、園児たちの顔以上の大きさの芋もたくさんありました。

また、待ちにまった落花生も収穫できました。その他にも鍋季節にふさわしい大根に白菜に春菊にほうれん草に長ネギ〜〜。また夏とは違う美味しい季節がやってきました。

長野県社会福祉協議会との連携

災害2周年にあたって、長野県社協でも2年間を振り返った会議や活動の報告が各地で行われており、度々参加させていただきました。

仮設住宅、みなし仮説の退去期日は、もうそこまで来ていますが、まだ行き先が決まっていない方もいらっしゃいます。この他にも課題は多くあり、継続的にそれぞれの地区、世帯に寄り添った支援をしていく必要があります。もともと地区にある課題が災害で浮き彫りになりました。これをどう解決していけるか、難問です。

佐賀

コロナ禍で限られた人数での支援活動では、多くの支援団体との連携が不可欠だと強く感じています。それがなにより被災地域の復旧・復興へつながる考えるとともに、共に活動する仲間への感謝を忘れずに居たいと感じたひと月でもありました。

住宅支援  

被災家屋の壁、床等の撤去

先月から引き続き、浸水家屋の壁床撤去をサポートしています。

被災件数が多いため、周辺の大工さんや工務店がパンク状態で、着工まで時間がかかってしまうケースもあります。本格的案修理の前に壁や床を撤去しておくことで、カビ繁殖による被害拡大防止や、撤去費の用削減など経済的支援としての役割もあります。

特に、コロナ禍で在宅避難のケースが多く、撤去の必要性と現在の生活の様子を家の方々や修繕に入られる大工さんなどとどこまでやるか、その工程について慎重に話し合いながら進めました。

寒さ対策/仮床張り

九州といえど朝晩は非常に肌寒くなってきました。修繕工事の間の壁や床がないままでは、非常に寒い在宅避難生活です。仮のシートなどで隙間風を防ぎ、少しでも暖かく過ごしていただきたいです。

寒さ対策に加えて生活動線の転落防止対策もしています。コンパネを貸し出し、仮床を設置。自宅の床下への転落によるケガも少なくありません。少しでもそういったケガが減る事を願い対策しています。

感じたこと

8月のレポートにもありますが、3年で2度の被害を受けたために、地域の方から「また来るんじゃないか」という危惧の声を耳にします。公助としての治水対策などを進めていく必要も感じますが、古い家の屋根裏や軒に木船がある地域が存在します。水害と向き合い、人的被害・家屋被害の予防や、撤去や再生が可能な建築様式についてさらに考えていく必要性と可能性を感じました。

農地支援

茶の生産が盛んな佐賀県嬉野市を中心に、茶畑などの農地被害のうち国の復旧制度から漏れてしまう部分に対しての支援を調整しています。市、社協、JA、商工会青年部など地元組織を支援する県域ネットワーク(SPF)を支援する形です。茶畑に流入した土砂の撤去や、崩れた石垣の対応など、重機や専門知識が必要なニーズに対して、外部技術系団体(DRTJAPAN長崎、コミサポひろしま、OPENJAPAN)を紹介し、対応にあたってもらっています。

地域に根付いた産業であり文化である茶業のへの支援は、地域の活力になると考えています。地元への想いがある方が動いておられるので、彼らに経験やノウハウを伝えることで、地域のこれからの力に繋がればと思います。

連携団体のバックアップ

複数の支援団体が現地入りし、その団体同士の多様な連携があって毎日の活動が成り立っています。個性豊かな支援団体と支援者たちが効率よく活動でき、力を発揮できるような環境づくりも私たちの役割の一部と考えています。

地元団体や支援者との調整、現場に入る時や 、拠点のや食事環境の整備、人手が必要なところに臨機応変に動き、活動を進めてきました。居ればいただけ、どこだってやることはありますが、その中でどう動くべきかを考え、普段以上にいろいろな人とコミュニケーションをとって動いていく必要も感じながらの活動でした。

11月以降も地域の方々のために繋がるよう、私たちの求められている役割を考えながら活動していきます。