能登
10月末で、能登半島の公費解体が一区切りとなりました。
申請済みの家は大方解体が終わって、更地ばかりになっています。
たまりばの周辺の家屋もほとんどがなくなり、今まで見えなかったスーパーが見えるようになっています。

輪島市は8割ほど解体が進んでいるようです。
しかし、所有者との連絡がつかない家、迂回道路を作ってから解体が必要なところ、重機が入らないので手解体のところなどが残っている印象です。
公費解体が大方終了することに伴い、廃棄物の受入れも10月で終了する場所が増えました。
10月末にできるだけ廃棄物搬出をしましたが、まだ今後も廃棄物が出てくる見込みです。
今後は町野地区では搬出に片道30分くらいかかるかもしれません。
このように、1件の対応に時間がかかるようになりそうですが、一方でニーズは残り数件です。
10月末で輪島市災害ボランティアセンターでも、常設設置から不定期開催に移行していくほど、全体的なニーズ自体は少なくなってきました。
しかし、完全に0になるにはまだ数年かかると感じます。
生活再建の進み具合に伴って新しいニーズも出てくるはずなので、そうしたニーズの相談先は、今後も必要です。
季節が夏から少しだけ秋に移り、すぐに冬が始まりそうです。
一瞬の秋の間に、町野町のお祭りがありました。
一緒にお神輿やキリコを担がせてもらいました。
普段出会えない人とも顔を合わせられる、人と人をつなぐお祭り。
能登で大切にされているお祭り。
2年ぶりのお祭り開催に少しだけお手伝いができて、とてもうれしいひとときでした。
来年はもっとたくさんの地区でお祭りが開催されることを楽しみにできそうです。
たまりばも、冬支度を始めました。
暑さ対策で風通しをよくしていた場所を少しずつ塞いで、あたたかくたまれるように進化中です。
薪ストーブも入れて、いつものように廃材を燃やせるように計画中です。

解体予定の旅館や家などから、廃材をもらいました。
ベンチなど次の姿に生まれ変わったり、みんなをあたためるエネルギーとして活用予定です。
熊本
9月で家周りの土砂撤去はほとんど進みました。
美里町や甲佐町は、ビニールハウスの土砂撤去など、産業支援が多くなりました。
1件の面積が大きく大変で、ビニールハウスによっては重機が入れないために、人力で対応するしかない場所も多くありました。
人数が少ない日もありましたが、九州のメンバー内で声をかけあって、できるだけ大勢で現場対応を進めています。
お花のビニールハウスの方からは、お礼のお花を能登に送っていただくなど、嬉しい交流にもなりました。










急ぎのニーズも少ない状況です。公費解体に伴う荷物移動など飛び込みで発生するものもありますが、大体は田畑などの産業ニーズや暮らしの生きがいづくりに関わるニーズが残っています。







8月頭からの豪雨によって、九州各地で被害が発生しています。
能登の特色は、お祭り。7月から本格的なお祭りシーズンです。

場のニーズは少しずつ減ってきていますが、まだポロポロとご依頼もあり、一つずつお手伝いを進めています。



7月末は、能登町のタビイクの新拠点にお邪魔。


イベントがあるときに来たり、家の相談に来たり、一緒にボランティアしたり、会議場所や仕事場に、いろんな使い方があります。


