過ごしやすい日中が終わり、朝晩の冷え込みを感じる秋らしい11月になりました。
毎週末食事を作ってくれるばあばあずと、仮設商店街の見学のためすずなり食堂に行きました。
地元の人だからこそ意外と行かない隣町。
ここ、こんなに大変になってたのか〜など記憶と照らし合わせて車窓からの景色を眺めていました。
各仮設商店街ごとに地域や事業者さんの個性が出ているので、また機会を作って見学会をする予定です。
11月に新たに相談があったのは、図書館の本の移動でした。
建て替えの予定があるものの、中の本や荷物の移動には予算がつかなかったそう。
外側のハード面に比べて、内側やソフト面には予算が付きにくいようです。
もとに戻しやすいように、整理番号の通り順番に仮置場へ搬入するなど、図書館ならではの手間が必要でした。

活動では、企業・団体からの問合わせがあったので、千枚田の草刈りや復旧、側溝清掃などの対応ができました。
収穫が終わった今からようやくできる復旧対応です。
1004枚の田んぼのうち、今年作付できたのは250枚。
来年はもっとできるといいなぁと外野から思っているので、今のうちに少しだけですがお手伝いができれば嬉しいなと思っています。

夏前から毎週末予定を組んで来てくれていた企業さん(三井物産)の派遣が11月で一区切りを終えました。
当時は11月よりも前にほとんどニーズはなくなるかも?とも思いましたが、同じ地域にじっくりいるからこそ出てくるニーズもたくさんありました。
継続的に来てくれる方がいるからこそ、私たちもニーズを受けることができるのです。
長期に渡り、能登を知って手伝うために派遣してくれた三井物産のみなさまに心より感謝申し上げます。

長らく週末に来てくれていた、生協さんのたこ焼きチームも11月で区切りに。
地域のフェーズの変わりめ、集落単位で集まる口実づくりに一役かってくれました。
わざわざ関西から来てくれること、みんなで一緒に焼いて食べる時間など、地域の方に喜ばれました。

炊き出しや物資の支援が喜ばれる一方で、懸念もあります。
「みんな支援慣れしている」という声は、いろいろな地域で聞こえてくる声です。
能登のためにと外部から物的支援に来てくれるのは大変ありがたいのです。でももらってばかりではいけないと思っている人も多くいらっしゃいます。

能登のボランティアまだ足りてないですか?とよく聞かれます。
回答は「地震や水害の片付けなど目に見える困りごとは大体終わってきた。
(もちろん部分的に終わっていないところもある)
最低限を考えれば足りているに近いし、じっくり付き合う人がいるならまだまだニーズはある」
今からは、なにかをつくる時期です。
たとえば人の集まる所にベンチを作りたいとか、解体後の敷地に趣味の物が置ける場所を作るとか、にぎわいづくりや景観を維持するために植樹したいとか。
こうしたニーズは、更地になった地域やまちづくりをどうしていくのか?をじっくり一緒に考えていくと生まれるものです。

1〜2日の短期的な支援であれば、ぜひ能登観光へ。
経済を回すという支援、とっても重要です。
長期間じっくり関われる人は、能登のまちづくりを。
11月の最後の週には、建築系の団体さんが来てくれて、コンテナの風除室のような物や、物置ができる箱などを作ってくれました。地域の目線で一緒にものづくりを考えることができて良かったなぁと思います。

同じく11月の最後には、重機講習会を2日間開催しました。
三重から講師をお招きし、中級編・初級編に分けて実施。たくさんの方が参加してくれましたが、半分以上が石川県民でした。
地震後の日々で重機の免許を取得した、資格取得後のスキルアップがしたいなど背景はいろいろでしたが、能登のためや今後の被災地での活用を見越して上達したい方ばかり。
じっくり練習して技術を磨く機会を待っていたという声が多くありました。
また今後も機会があれば練習会や講習会を開きたいなと思っています。



