7月レポート

能登の特色は、お祭り。7月から本格的なお祭りシーズンです。
能登町のあばれ祭りなど、各地で平日週末問わずにあちこちでお祭りや神事が始まっています。
去年はできなかったけど今年は、という地区もあれば、地震で人がいないから今年も難しいという地域も。

石川県の募集するお祭りボランティアの力を積極的に借りる地域もある一方、お祭りができなくなるならそれも集落の寿命だし運命、と受け入れる地域もあります。
私たちも拠点を置く地域の神事とお祭りに出席させていただきました。
日ごろから地域に住む人は4分の1ほど。
お祭りに合わせて帰ってくる人や、実家があった子や孫たちが半分以上で執り行われていました。
おかげで、この地域こんなに人がいらっしゃったか?と思うほどにぎやか。こうした地域も少なくないのです。

場のニーズは少しずつ減ってきていますが、まだポロポロとご依頼もあり、一つずつお手伝いを進めています。
最近は、土砂崩れに巻き込まれたお宮から御神体を探し出したり、漁港横の共同作業所の土砂を撤去したり、地域に関わる場所のお手伝いが増加中です。
生活の空間を最優先にしてお手伝いを進めていたので、そうした場所が少なくなってきて、地域の場所や暮らしの中でも優先度の低い場所に手を伸ばせるようになってきたのかなと感じます。
お盆を前に、お墓周りのニーズなどにも対応中です。

外浦の未来をつくる会やのと復耕ラボなど、地元支援団体と活動調整をしながらお手伝いを進めたニーズもありました。
人数が少なかったらお手伝いに行ったり、技術ニーズを引き受けたり、彼らに代わりボランティア受け入れをしたり。
細く長く現地の活動を続ける可能性の高い地元支援団体と、今後はもっと密に連携を取らねばと思っています。

1年半以上経過して、さすがに平日は活動参加者が減りました。
受け入れがない日は、事務整理したり現場調査したり。
週末の現場が安全にできるように、重機練習ができるように、平日が現場の準備時間です。
そんな中で週末変わらずに来てくださる方たちは大変ありがたく、大人数が必要なニーズは週末を中心に対応しています。

 

7月末は、能登町のタビイクの新拠点にお邪魔。
仮拠点から移動して、大人数で集まれる場所になっていました。今後年単位で能登に関わる予定のようで、門前で拠点をかまえるSEEDS OF HOPEも、広域支援ベースで一緒に活動していたチームが奥能登で継続的に活動を続けているのが嬉しく心強いなぁと思っています。

 

たまりば

ゆるりと大体毎日開けていると、困りごとの相談にきたり、野菜の差し入れに来てくれたり、立ち寄ってくれています。
週末はボランティアが多いことから、私たちのお昼ごはんを作るお母さんチームが毎週末来てくれるようになりました。
美味しいお昼ごはんを食べられて嬉しい私たちと、みんなのために作るのが楽しいよと言ってくれるお母さんたち。
もらいすぎな御恩は、日々の活動でお返ししていけたらと思っています。

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