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101月/22

12月レポート

長野県

12月から復興住宅への入居が始まりましたが、それに合わせての倉庫掃除のニーズなどもありました。仮設住宅から復興住宅へと、目に見える形でのある種の復興は進んでいます。

しかし、生活の基盤となるすまいが定期的に変化し、こうした変化に伴う負担が大きい場合もあります。
また、復興住宅に入居するのは件数でみるとマイナーです。自宅を修繕したり、建て直したりなどしている方が多い。そして、まだ工事中のお家もあるのです。

復興住宅に入居した場合でも過去には、その後の家賃支払が難しく(入居当初は補助が出ますが一定期間まで)、復興住宅から次の住まいを考えるケースもあります。
復興住宅が建てば復興した、という一つの考え方もありますが、まだまだ地域の課題は続きます。

被災から3年目を迎えた被災地の大きな課題は、コミュニティのことです。

災害によって大きく人口が変わりました。もともとの高齢化に、土地にこだわらない世代が出ていってしまった面も大きく、今後のコミュニティの担い手不足が加速しました。
これから先安心して住めるようにと、堤防かさ上げや防災ステーションなどハード面の検討がなされていますが、それに比べると、安心して住み続けられるコミュニティなど、ソフト面の検討はまだまだ進んでいません。

一人ひとり個人の意見が違う以上、丁寧な取り組みが求められます。もともとの人間関係や被災によって変わった/変わらなかった価値観、それぞれの立場など、まとまるようにまとめるのは至難の業ではと思うこともあります。
地域に根ざした丁寧な活動と、時間、地元の方の主体的な関わりが必要です。

やりすぎない、を強く念頭に置きながら、冬の間に少しでも地域が前進していくようにサポートを続けていきたいと考えています。

佐賀県

家屋講習用の模型制作

家屋被害に関しての講習会に向けた模型を作成しました。現地の緊急支援活動に並んで大切な伝える活動の一環です。
伝える活動として、災害後に被災した方や支援者、平常時からもさまざまな人に、被災地のノウハウを伝えています。


今回作成した模型を使うことで、より被災家屋の状況が伝わるかなと考えています。講習の内容についても、実際の課題が伝わりやすいようにいろいろな人と相談しながら構想中です。

連携団体と意見を出し合い、今回の模型からの改良点についても話しました。団体ごとに細かい注目ポイントやこだわりがあり、そうした差異を理解しあったり、ある程度の統一見解を作るなど、団体を超えて協議する必要性についても考えるきっかけとなりました。

今後の伝える活動への起爆剤になればと思います。

連携:open japan

簡易家具制作ワークショップ

 床上浸水世帯へ向けた、簡易棚づくりワークショップをサポートしました。

いろいろな支援物資をもらうことも多いけれど、盲点なのが、そうした新たな家財を置く場所がない収納力問題。被害を受け家財の大部分を廃棄した方も多く、災害から4か月が経った今、生活の再建に向けたこの活動の必要性を感じました。

ワークショップでは、支援者が全てを提供するのではなく、住民さんが自分で作ることを大切にしています。技術的なサポートをしつつ、災害時だけでなく平常時から自助の力が持てるようつながればとの思いがあります。

また、こうした活動を佐賀県内で継続できるように、県内在住のボランティアの方を巻き込み、少しでもノウハウの伝達ができるよう努めました。

連携:おもやいボランティアセンター、大町町地域おこし協力隊、PublicGate、open japan

地域の公民館倉庫設置補助

 ピースボート災害支援センターが被災した地域の公民館を支援する事業がありました。ある公民館では、その事業をつかって新たに倉庫を設置することになりましたが、今後を考えてかさ上げを希望していました。そこで、現地の技術チームを調整。

人手がいる作業もあったので、地域住民やIVUSA長崎の学生と一緒に活動し、無事設置完了しました。地域の人との交流や経験したことのない活動が、学生たちのこれからの糧になればうれしく思います。そして、このような機会で県域での活動などつながりのきっかけなればと思います。そうすることで、地域にとっても、学生にとっても前向きな意味をもつこととなれば嬉しいです。

連携:IVUSA、PBV

12月の伝える活動

三重県社会福祉協議会:多種多様な方との連携をテーマに
滋賀県防災カフェ:被災地からの最新レポート
長野県北アルプス振興局:台風19号を事例報告「ONE Nagano」
群馬県防災啓発動画出演:近日公開予定
災害プラットフォームおきなわ:なは防災キャンプ’21 秋 防災シンポジウム 〜地域防災『公助×共助』ベストの方程式を考える

これまでの被災地で学んだ事、感じた事を、事前に主催の方と打ち合わせを行いながら、意向に合わせて話す内容を考えています。これから現地の様子を少しでもかみ砕き、災害直後も大切ですがその後訪れる再建、復興の厳しさなども伝えていけたらと思っています。