あの日からはじまる写真展の報告

HPでも告知をいたしましたが、「あの日」からはじまる写真展を無事に開催することができました。
連日沢山の方にご来場いただき、期間中の来場者数は合計約900人にのぼりました。写真展というツールを通して、多くの方に改めて九州北部豪雨災害について考えていただける機会になったと思います。
来場者の内、甘木地域(市内でも被災の少なかった地域)からは40%弱、うきは市や久留米市などの近隣県からも20%弱など、普段被災地を目にしない様々な地域からご来場いただきました。

会場で実施したアンケートでは
「近所なのに何も知らなかった」
「これから何か関わっていきたい」
「今後の防災に役立てててほしい」
「他の地域でも開催してほしい」
などのご意見をいただきました。市内での被災への意識の差を少しでも埋めたい、今後起こる可能性が高い2次被害についての対策を考える機会になれば、という開催当初の狙いも少しは達成できたようです。そして地域や被災の度合いに関わらず、8ヶ月という時間がたった今、被災した朝倉市に向き合い、今後どのような支援が必要かを考える機会を提供できたと思います。
また、みなし仮設など被災後地元を離れている方にも沢山ご来場いただきました。涙を流しながら観覧される方、偶然元のご近所さんに再会して会話を楽しむ方、一枚一枚時間を書けて写真を眺められる方、それぞれが様々な写真展の使い方をされていました。しかしお話を聞くと、地域を離れてさみしいという声も沢山伺い、今後の課題となるコミュニティの維持・見守り支援の必要性を改めて感じました。

最後に、開催にあたり、写真提供やデータ整理、機材の貸出など様々な面で沢山の方にご協力をいただきました。この場をお借りして感謝申し上げます。皆さまのご尽力がなければ開催は出来ませんでした。本当にありがとうございました。

=実施概要====
■名  称   「あの日」からはじまる写真展
■開催日程  2018年3月5日(月)〜11日(日) 7日間
■開催時間  9:00〜20:00 (初日のみ10時から、最終日のみ19時まで)
■開催場所  ピーポート甘木2階美術品展示コーナー
■開催内容  写真とパネルの展示、RKB毎日放送特集の上映(視聴覚室にて)
■主  催  災害NGO結
■共  催  朝倉市
■協  力  朝倉市社会福祉協議会、朝倉市地域コミュニティ協議会、朝倉市立杷木中学校、朝倉市立松末小学校、麻生建築&デザイン専門学校、甘木・朝倉消防本部、西南学院大学、パーレンス小野屋、東林田Lover’s、福岡県立朝倉東高等学校、リバイブくまもと、Dragon Fly Service、JA筑前あさくら、JVOAD、Pop-up Commons準備委員会、RKB毎日放送
(敬称略、50音順にて表記)


=実施実績====

■期間中来場者数

*3月12日の来場者は、事前に期間内の観覧が厳しい方からの相談があり、特別に開場しました。

■募金額
会場に九州北部豪雨募金箱を設置し、募金を募りました。
期間中の募金額合計は、60,562円でした。募金は全て朝倉市へ提供しました。

 

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