1月レポート

佐賀

 8月の水害から5か月が経った現地では、外部の支援者が緊急的に動くフェーズから、地元団体を中心に対応するフェーズに変わっています。
しかし、地元支援者だけでは難しいケースもあります。この時期は、連携して対応することが重要です。

また、大町町に佐賀拠点建設中の「日本レスキュー協会」からの依頼で犬舎のスノコを作って欲しいと連絡をいただき、連携している仲間や佐賀県内のボランティアメンバーと共に作成。復旧作業から再生作業にフェーズが変わってきている面もあります。

8月の水害対応は少し落ち着いており、外部支援者の私たちの活動は復旧活動から「再生」「備え」を整える活動に切り替わってきています。
3年に2度の水害を経験した大町、武雄。近隣の久留米市では4年で5回も被害を受けていて、復旧作業や助け合いがこれまで以上に求められています。
地元の行政、社協、NPOなど主体的にかかわる方、外部から様々な支援で関わってもらえる方々に声かけながら、少しずつイメージから形にする為の準備をしています。

連携団体
もやいボランティアセンター
日本レスキュー協会
DRT-JAPAN Nagasaki
DEF-TOKYO
コミサポひろしま 

長野

これまで2回の冬とはうってかわって、大雪シーズンな長野です。
コロナ対策をしながら新年の行事が各地で実施されて、地域の方が顔をあわせる機会が作られていました。

とくにどんど焼きは、地域の方がこぞって出てきていて、この地区こんなに人がいたの?と思うほど。
コロナで奪われるばかりの集まる場ですが、こうした機会が地域の再生に必要だなと改めて感じました。
陽性者の数が増えている時期ですが、どうやってこうした地域の機能を維持するのか、は今後も考えなくてはいけないですね。

オンラインの交流会もいろいろなところで開催されています。
2019年の長野が事例を紹介する側だったり、他の被災地の事例を学んだり。
オンラインだからこそ、気軽にどんな地域ともつなぐことができます。
暗中模索の復旧・復興活動の中で、似たような経験をした人たちと体験を共有できるって、とても心強いのではと感じました。

伝える活動

今月も沢山の方にお声かけていただき、被災地で学んだことや感じていることを伝える機会がありました。
災害を経験していない方が備えたり連携したり、なにかの行動につながるには、どうやって伝えるのか?どう伝えたらきっかけになれるのか?を考えています。
毎回聞いている対象者の立場や経験なども違うし、オンライン講演やテレビ出演などは、聞き手の顔が見えない中で話をするので、とても伝えるのが難しい環境でした。

ちなみに、1月23日に放送された明日をまもるナビはこちらから 

事務局からはまだまだ日本語がおかしいと注意されることも多いですが、一つひとつ進歩して、聞いている方に届けられるようにがんばっていきます。

講演先
奈良県社会福祉協議会
ようこそ小城
NHK
長野復興ちゃんねる
伊那市弥生高校
宇和島NPOセンター