九州北部豪雨−現場活動レポート9/1

大町町の順天堂病院付近、一番浸水が長引いている地区に、今日からボランティアセンターからの派遣が始まりました。
NPOの連合チームとして、その派遣をサポートするため、関係団体と一緒にサテライト運営のお手伝いをさせていただきました。

派遣/受け入れ初日に加えて、サテライトとする地域の公民館の整備から。
腰の高さまで被災した公民館で、物品の仕分けをしながらスペースを作り現地でマッチングできる状態を作りました。

しかし、31日から活動が始まったボランティアセンターへの認知度があまり高くないこと、初めての週末でそれぞれのお家には親戚や同僚が沢山お手伝いに来てくれたことなどで、ニーズが上がりにくい状況でした。
それでも沢山のボランティアさんに現場へ行ってもらい、家財出しが進みました。
ボランティアが入っている如何に関わらず、大量の災害ゴミが搬出されていて、次はまたその処理が問題になります。

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ボランティアさんの送迎で現地を歩くと、まだまだ冠水した場所も目に付きます。
自宅に行くためには、まだどうやっても水に足をつけなければいけないお家もありました。そして、プカプカ浮かぶ白い吸着シート。

大勢の人員が投入されて油の除去が行われていますが、やはりその場に住む方は、不安な思いで見ていらっしゃいます。
また水道、電気は復旧しているところが多く、下水も汲み取り式がメインの地域のため、トイレ・風呂・キッチンがどうにか使えるお家もありました。そのため、避難所ではなく2階で生活されるいわゆる在宅避難者もいらっしゃいました。お家を訪問してお話を聞く度に、色んな課題を突きつけられる状況ですが、ちょっとでも不安材料が減るように、サポートを続ける予定です。

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