2025年3月、能登半島地震からの復興支援活動は新たな局面を迎えました。七尾市の旧西岸小学校を拠点として行っていた広域支援から、輪島市へと拠点を移し始めました。
拠点移行と広域支援の終了に向けて
広域支援の拠点として多くの支援者に利用されていたお風呂、体育館、教室、給食室などの施設を清掃しました。3月中旬には、全国各地から70人以上の仲間たちが集まり、交流イベントを兼ねて大掃除を行いました。能登半島地震の活動を通じて新たに出会った仲間たちに、改めて感謝の気持ちを抱く一日となりました。
なお、来年度(2025年度)は輪島市を中心に活動を展開し、拠点も門前町や町野町へと移行していく予定です。
多様な支援活動の展開
日々の復旧作業に加え、3月には奥能登(珠洲市、輪島市、能登町)の子どもたちを富山のスキー場に招待するイベント(子ども支援)のサポートを行いました。また、新潟の学生や東京からの企業、アスリートメンバーと共に、千枚田の復旧作業(産業支援)も支援しました。
これらの活動を通じて、地域の皆さまの表情に明るさが戻り、ボランティアや住民の笑顔が増えていく様子に、私たち自身も大きな喜びを感じています。
支援の輪を広げる活動
能登半島での活動に加え、関東(東京、神奈川、千葉)にも足を運び、これまでお世話になった方々との再会や、能登半島地震での経験を基にした研修・講演を行いました。これらの活動を通じて支援の輪が広がり、より多くの方々と共に復興に向けた取り組みを進め、防災にも役立てていただければと願っています。
能登で活動している仲間たちの支えがあってこそ、能登を離れての活動が可能となっています。長期にわたって関わってくださっている皆さまに、改めて感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。
最後に
災害NGO結は、今後も地域の皆さまと共に、能登半島の復興に向けて尽力してまいります。引き続きのご支援とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。